たたけばたたくほど、まだ出るし開き直るし。
道路特定財源ってのはいいねぇ。いろいろ使い道があって。
YOMIURI ONLINEより。
道路会計からタクシー代、地方整備局が5年で23億円
国土交通省の出先機関である地方整備局で、ガソリン税などの道路特定財源を原資とする道路整備特別会計(道路特会)から、道路部局関係職員のタクシーチケット代金として、2002年度から5年間で総額23億7800万円が支出されていたことが16日、明らかになった。道路特会は使途の拡大解釈が横行しており、野党や行政専門家からは、「不透明な道路特会からでなく、一般財源から出すべきだ」などとする批判が出ている。民主党は国会で追及する構えだ。
道路特会の使途をめぐっては、ミュージカル上演や職員旅行の費用など、不適切な支出が相次いで明らかになっている。今回のタクシーチケット代金については、民主党の大久保勉参院議員が資料請求し、国交省が全国8か所の各地方整備局に照会して判明した。
道路会計からタクシー代、地方整備局が5年で23億円
以前、道路特定財源に関して当ブログでも取りあげたことがあったが、そこでもとりあげた、道路特定財源について。国交省のページから、もう一回引用しますよ。
Q : 道路特定財源とはどのようなものですか?
国土交通省道路局 | 道路特定財源とは?
A : 道路特定財源は、道路の整備とその安定的な財源の確保のために創設されたものであり、受益者負担の考え方に基づき、自動車利用者の方々に利用に応じて道路整備のための財源を負担していただいている制度です。
で、
…国交省は「道路関係の仕事をする職員のチケットなので、道路特会からの支出は適法だ」(道路局総務課)としている。
道路関係の仕事をする職員のためならなんでもありだ、と言いたげだな。
記事によれば、5年間で23億7800万円。5年間1日も休まずにチケットをつかったとしても、1日あたり約130万3千円。
これだけタクシーチケット、すなわち職員の交通費に費やされることになる。
もう一度引用しますよ。
Q : 道路特定財源とはどのようなものですか?
国土交通省道路局 | 道路特定財源とは?
A : 道路特定財源は、道路の整備とその安定的な財源の確保のために創設されたものであり、受益者負担の考え方に基づき、自動車利用者の方々に利用に応じて道路整備のための財源を負担していただいている制度です。
まったく、医療費が削られまくっている現状を見やがれってんだ。
以下は記事。
道路会計からタクシー代、地方整備局が5年で23億円
国土交通省の出先機関である地方整備局で、ガソリン税などの道路特定財源を原資とする道路整備特別会計(道路特会)から、道路部局関係職員のタクシーチケット代金として、2002年度から5年間で総額23億7800万円が支出されていたことが16日、明らかになった。道路特会は使途の拡大解釈が横行しており、野党や行政専門家からは、「不透明な道路特会からでなく、一般財源から出すべきだ」などとする批判が出ている。民主党は国会で追及する構えだ。
道路特会の使途をめぐっては、ミュージカル上演や職員旅行の費用など、不適切な支出が相次いで明らかになっている。今回のタクシーチケット代金については、民主党の大久保勉参院議員が資料請求し、国交省が全国8か所の各地方整備局に照会して判明した。
同省の調査結果によると、道路特会からのタクシー料金は、02〜06年度までの5年間、毎年4〜5億円以上が支出されていた。
さらに、タクシー料金は、一般会計からも支給されていることが判明。一般会計分は、各年度ごとで6000万円前後にとどまっており、道路特会からの支出の多さが際立っている。
地方整備局や、同局の下にある国道事務所など、道路部局関連の職員は全国に約1万2000人いる。国交省によると、道路特会からのタクシーチケットは、深夜残業の際の帰宅用や、日中の業務で公用車がない場合などに使ったという。
道路整備特別会計法は、支出の条件について、「道路整備に要する費用」などと規定している。国交省は「道路関係の仕事をする職員のチケットなので、道路特会からの支出は適法だ」(道路局総務課)としている。
しかし、新藤宗幸・千葉大教授(行政学)は「道路特会はチェックが働きにくく、タクシーチケット代への支出は論外だ。予算が必要なら、透明度の高い一般財源から出せばいい。さらに、年間5億円は高額で、本当にタクシー代として使っているかも不明だ」と批判している。
民主党は、道路特定財源を審議する参院財政金融委員会などでこの問題を追及する予定だ。
(2008年3月17日03時06分 読売新聞)