全国医師連盟準備委員会総決起集会について。
せっかく参加したのだから、自分のところでなにか記そう、として、しばらく考えてしまった。
はて、あれだけ密度の濃い集会を、端的に記すにはどうしようか、と。
そのためにこのテキトーなブログが滞っていた。
結論。自分のブログでは、医療の現状と、会の現状をお知らせして、あとは見る人の判断にまかせる。考えるよりはまずそうしよう、とさっきまで当直室で寝ていた私の頭で決定。
で、医療の現状。
これは今さら述べるでもない。産科、小児科、救急の惨状。またこれらの科に限らない医師の不足。これは連日マスコミが教えてくれているし、諸先生方のブログでも記されている。
医師が悪者になる記事も多いが、見るものが見れば、現代医療の惨状を表していることがわかる。崩壊は現在まさに進んでいる最中。
会の現状。
全国医師連盟準備委員会総決起集会のページでは非常に簡単に記されているが、実に盛会であった。
単に自分が楽をするためにこういった活動に参加しているのではない。
現状が、働くものの自己犠牲が大前提にある、まるで綱渡りをしているような労働環境で働いているということ。これが患者さんに良い結果をもたらすわけがない。
現状が異常であるのに加え、それに対しての政府の対策は、いまやっている綱渡りをいろんなところでやってくれと引っ張り回しているようなもの。
その綱渡りを、せめて平均台を歩くくらいにできたら、患者さんに良い結果を余裕を持って出すことができる。
ただし、ときどき伝えられるニュースの中、あるいは日常の診療の中でも、我々にどれだけ余裕があったとしても、残念ながらこれは良い結果にはつながらない、と言う例も見られる。すなわち、医療は万能ではないということもお伝えしなければならない。
そういった役割を、多くの先生方は自主的にブログという形で表してきた。
この影響も大きなものがあるが、その波をネット上だけではなく、現実に形にして表す。しかるべきところに働きかける。そんな団体と考えればいいだろうか。
とりとめもなく記したが、行動に移さなければ話にならない。
とりあえず今日の医局会で話してみよう。