そんなにすごいことではないこと。

 このあいだ、すごいことって記してみたけれど、実際はそうでもないかな。聞けば、ウチの大学病院のギネが土曜日外来の予約を減らしていくんだと。外来の調整だね。世の趨勢からすれば当然のこと。でも、天下の大学病院が診療態勢の縮小となれば、こりゃすげぇや、って思ってみたけど、どうなんですかね。
 ネット上では2つの大きなこと、ひとつは関西の国立なんとかセンターの、ええと、相変わらずうろ覚えでしかものを語らないんで申し訳ないけど、ICUの先生方がやめてしまうということ。私には全然ピンと来なかったんですが、医療の世界ではすごい話らしい。で、後日談というか、職場の話がぽろぽろとネット上にこぼれてくるし、そろそろ春の嵐の前触れかしら、と思わせる。
 もうひとつ。うろ覚えついでに記してみると、脳性麻痺になった症例の裁判。帝王切開までの時間が長すぎたから脳性麻痺になったんだろう、もっと短ければ、これは起こらなかったに違いない判決、ってアバウト過ぎか。これも、産科の崩壊を助長するような、今でも相当なスピードで進んでると感じてるけど、それをさらに後押しするような話。
 もう大学病院も成り立たなくなってきているし、地方の中小病院も厳しくなっている。もう国の医療は崩壊だな。よくやった厚生労働省。計画通り、崩壊は進んでいるぞ。オレはどうするかって?なんとか仕事は探すよ。まだ免許があればなんとかなると思うから。