自分が患者になってみる。

…とは言ってもずいぶん前の話。
 調節性内斜視。自分の病名。そのため、メガネレンズは遠近両用プリズム入り。
 最近、目が疲れやすくなってきた。すぐ疲れて、複視が出易くなってきている。パソコンやりすぎだという話もあるのだが。
 今のメガネの処方せんはもらってからもうだいぶ経っている。そろそろメガネも作り替えなきゃイカンころかな、と大学病院の眼科を数年ぶりに受診。大学病院受診自体は、去年だったか、変な咳が続いたために大学病院呼吸器内科を受診して以来だ。
 1回目受診はまず視力測定。
 で、2回目受診は斜視検査。
 遠くの一点の光を見つつ、プリズムを右手に持ったり左手に持ったり、ハエだかアブだかハチだかよくわからん写真を見せられて、

「このハネをつかむことができますか?」
「…わかりまへん」

 といってみたり。そんな検査をして終了。
 そして会計。
 会計の書類をカウンターに提出して待つ。
…待つ。
…待つ。
…待つ。
 30分経っても“会計できました”ボードに私の番号が表示されない。電子カルテなのにこんなに時間がかかるのはおかしい。カウンターに聞きに行く。

私:
「書類出してから30分くらい経つんですけど」
事務:
「少々お待ちください。

…えーと、計算が込み入っているようなので、もうしばらくお待ちください。」

…斜視の検査ってのはそんなに込み入った計算が必要なのか?
 文句言ったらすぐに会計できるようになったんで、絶対オレのぶんの計算を忘れていたに違いない。これは医療ミスならぬ会計ミスだ。賠償と謝罪を要求しよう…と思ったが、会計マシーンが帰り際に「お大事に」といってくれたのでヨシとしよう。
 年末再診予定。次回、「手術いつにする?」の巻。