気になったこと。

 週に一回、クルマで1時間半くらいかかるところのクリニックでアルバイトをしております。内科・外科・小児科・皮膚科・泌尿器科なので、患者の内容も非常に多岐にわたっております。そこで、書き留めておきたい、気になったこと。

*他院で降圧剤をもらっているにもかかわらず、血圧はかってくれと受診したり、風邪ひいたと受診したりする。
*10歳くらいの男児。1ヶ月くらい前から風邪をひいていて、昨日から上下肢の一部、左胸部に圧痛があるとの主訴で受診。みたところ発赤・腫脹はなし。外傷を受けた記憶もなし。母親いわく、しばらく市販薬ではない感冒薬を飲んでいるということなので、カルテを見ると記録がない。
 母親も言いよどんでいる感じがあるので、よーく聞くと、近所の病院で風邪薬をもらっていたとのこと。じゃあなぜそこで相談しない、と言いたいけど、言いません。
*他院で(病名失念)内服加療中の50〜60代男性。舌苔が多くなったので気になって来院。薬もらっているところで相談してくれとお話しした。

 地方だからなのか、フリーアクセスということの弊害か、皆病院へのかかり方を間違えている。なぜ薬をもらっているところで相談しないか。最後の例は結局何もせず帰してしまったけど、自分の外来、たとえば自分が開業したとか、1人医長であるとかならば確実に、「いま薬もらっているところ(診察を受けているところ)で相談してください。もしこちらでの診察を希望されるのなら、紹介状をもらってくるか、最低限、今のんでいる薬の内容がわかる紙をもらってきてください。」と言うでしょう。どうも「だまってすわればピタリとあたる」と考えている節がある。医師を占い師かなにかと勘違いしてはいないか。