オヤジの助言。

 どうも、当直(という名の夜勤)中です。さっき、看護師の情報から判断していっぺん受けると言った救急車を、カルテを見て断りました。
 ちょっとでも安心した救急隊の皆さん、ごめんなさい。だって、昨日初診でしかも他院に紹介されたような患者は「かかりつけ」じゃあないでしょう。ウソをつくんじゃない。
 そんな眠い頭で、僻地の産科医さんの「産科医療のこれから」、「子供を「医師にしたい」「したくない」がほぼ同数」を読んで感じたこと。
 ウチの実家はじいさまの代から産婦人科開業医。でも、オヤジには、「医者になれ」とは特別言われた覚えはない。ただ、大学入る前か入ったあとか、「産婦人科にはなるな」と言われたのは覚えている。
 もう少子化が言われていた頃で、「これから子供が減る一方だから、なってもいいことはない」と言われたような記憶しかないが。
 そんなオヤジも今は鬼籍入り。厚労省のデータベースには、じいさまとともにまだ残っている。あらためて僻地の産科医さんのエントリーを見て、オヤジの助言を思い出し、医療の現状も思ってみる。