「安心して救急医療を受診するために」

 医局のテーブルにおせんべいがないのでちょっと塩気が足りない今日この頃。いかがお過ごしでしょうか、なんてのはどうでもいい話。
 昨日、時間外外来受診無し。問い合わせ1件。
 90代女性、家族より。主訴、昼から続く両手のふるえ。
…緊急性がなければ様子を見るように、とお話しして終了。
 以前にも取りあげた、先日栃木県内に配布されたチラシ、「安心して救急医療を受診するために」の重要性を考えてみた。
 自分だけ考えてもしょうがないので、そのチラシ内容をもいっぺん掲載。

栃木県からのお願い
安心して救急医療を受診するために

  • 救急医療の現状

 全国的に医師不足が社会問題となっていますが、栃木県も例外ではありません。地域の中核病院における勤務医不足が深刻な問題となっています。
 一方で、休日や夜間に二次救急や三次救急を担う病院の救急外来に患者さんが集中し、その病院に勤務する医師からは、限界の声も聞こえてきます。
 このままでは、県民の皆様に適切な救急医療を提供することができなくなる恐れがあります。そうならないためには、救急医療を適正に利用するという県民一人ひとりの心がけと協力が必要です。

 なるべく医療機関通常の診療時間内に受診しましょう。
 救急医療は、あくまで緊急事態に備えるためのもので限られた医療スタッフで運営されています。
 通常の診療時間内の方が検査などを含めた診療体制が整っています。なるべく通常の診療時間内に受診しましょう。
 休日や夜間で比較的症状の軽い方は、地域の休日夜間急患センター在宅当番医をご利用ください。
 なお、これらの初期救急医療機関で受診され、入院や手術の必要があると認められる場合は、直ちに二次・三次救急医療機関と連携して診療してもらえますのでご安心ください。

  • 普段からの心がけ

 上手に医療機関を利用するために、普段から次のことを心がけましょう。
*日頃からなんでも相談できる『かかりつけ医』を持ち、早めの受診を心がけましょう。
*健康診断等を積極的に受け、病気の早期発見に努めましょう。
*病気やケガに備えて、薬を常備しましょう。

 以降は、連絡先についてなので、PDFファイルを見て、確認していただきたい。