机上の空論。

 今日の読売1面より。総合科についての図が入っていたのであげてみました。
 なんだ、今の総合病院と開業医との関係と同じじゃないか。
 開業医が総合医的なことをやっているところなんかたくさんあるんだし、先にあげたように、総合病院内で各科へ振り分けするのもよくあること。総合科なんてものをわざわざ作る必要はない。そんなところにヒトとカネを割く余裕はないはず。そして、こんな策が勤務医の負担軽減になるとは到底思えない。厚生労働省の現状の把握の程度が知れる。
 ジェネリック医薬品推奨の件もそうだが、外来でのそんなささいなところを変えるのではなく、労働基準法に対しての当直体制のずさんさ、そしてそれに寄り掛かっている厚生労働省の無策さ、病院機能評価の無意味さなど、勤務医の病棟での勤務実態を調査して、その改善に努めるべく動くのが厚労省のとるべき策ではないのか。