電車に広告あり過ぎ、と、おまえらタダだからって来過ぎ。

 ただいま37才。高校まで東京に住み、大学以降は地方暮らし。もう人生の半分以上はここでの生活。
 そんな生活に慣れてくると、東京に行くたびにその変化に驚くことの繰り返しだ。もう半分以上田舎モンなんだろう。
 まずこれ。上野公園前。大半が当日無料だった上野動物園へ向かうヒトと思われる。

 改札では「帰りは大変混みますので、帰りの切符を今のうちお買い求めくださ〜い」の連呼。天気も良く、気温が高かったため、何もないけれども腹が立ってた。
 つぎ、電車の中と外。

 車内のモニターで次の停車駅など表示するのは許す。便利だから。ただ、左のモニター。あれは役に立っているのは天気予報くらいだぞ。あとはずーーーーーーっと広告とそれに付随した豆知識とかクイズ。電車の中でヒマならば本を読め。ラジオ聴け。広告代理店に食われるな、現代人よ。

 もひとつ。ただでさえステンレスの車両ってのは冷たい感じがするのに、その外装までも広告に食われている。
 昔の電車、オレの知っているのは、全体が緑色の田園都市線や、上がクリーム色で下が朱色の都営浅草線。そこにべたべたと広告が貼られることなんて無かった(と思う)。
 大阪や新宿のように、広告を含めた町全体が雑然となった感じはオレも嫌いじゃないが、電車の中から外から大小の広告で埋め尽くされるのはイヤだ。
 こうして町の美観は損なわれていく。おそるべし広告代理店。