本日のバカ記事。

 祝日にはひとつひとつ意味があると言う認識があったが、政治家のあいだではそうでもないようで、それさえも政治のネタになる。
 TBSラジオで聴いてびっくりして、Yahoo!ニュースで探したのがこのニュース。
追記)YOMIURI ONLINEhttp://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070515it14.htm)にありました。

秋のGW「文化の日」前後に…与党検討へ
5月16日0時1分配信 読売新聞
 自民党の中川幹事長は15日の記者会見で、秋の祝日をまとめ、11月上旬に「大型連休」をつくる構想を検討する考えを示した。
 構想は11月3日の文化の日の前後に、「体育の日」と「勤労感謝の日」を移す内容。中川氏は「経済効果が期待されるとの意見もある。与党の公約作りの中で真剣に考えたらいい」と述べた。公明党の斉藤政調会長も「金のかからない景気対策、観光振興策として検討に値する」と記者団に語り、前向きな姿勢を示した。
最終更新:5月16日0時1分

 良い機会なので、祝日の意味を調べてみる。以下Wikipediaより。まず体育の日。

 国民の祝日に関する法律祝日法)では「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」事を趣旨としている。1964年東京オリンピックの開会式のあった10月10日を、1966年(昭和41年)から国民の祝日とした。なお、2000年(平成12年)からは「ハッピーマンデー制度」の適用により、10月の第2月曜日となっている。

 ちょっと前まで10月10日固定だった。東京オリンピックの日だと言うことは覚えている。つぎ、文化の日

 国民の祝日に関する法律(以下「祝日法」)では「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨としている。
 1946年に日本国憲法が公布された日であり、日本国憲法が平和と文化を重視しているということで、1948年公布・施行の祝日法で「文化の日」に定められた。

 これも、11月3日に意味がある。つぎ、勤労感謝の日

 国民の祝日に関する法律祝日法)では「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」ことを趣旨としている。1948年公布・施行の祝日法で制定された。
 戦前の新嘗祭(にいなめさい; しんじょうさい)の日付をそのまま「勤労感謝の日」に改めたものである。新嘗祭は1872年までは旧暦11月の2回目の卯の日に行われていた。1873年太陽暦グレゴリオ暦)が導入されたが、そのままでは新嘗祭が翌年1月になって都合が悪いということで、新暦11月の2回目の卯の日に行うこととした。それが1873年では11月23日だった。しかし、翌1874年からは11月23日に固定して行われるようになった。11月23日という日付自体に深い意味はなく、たまたま日本が太陽暦を導入した年(1873年)の11月の2回目の卯の日が11月23日だっただけのことである。

 これは、11月23日にはあまり意味がないらしい。
 意味がないのならどうでも良いが、その日に意味があるならば、祝日の日をずらすべきではない。祝日のその日の意味を考える機会を無くしてしまうのはよくない。
 さて、どういうように「秋の連休」を決めるかまだ不明のようだ。しかし、真偽の程は不明だがWikipediaゴールデンウィーク」の項に記してある。

 また、秋の連休についても、現在与党で構想されている「11月の大型連休化」によると、体育の日を11月1日、勤労感謝の日を11月5日に移動することで、文化の日とそれぞれ挟まれる11月2日、4日を「国民の休日」とし、最低でも5連休、曜日配列によっては最大9連休が実現する可能性がある。しかし、景気対策が狙いのこの構想に対しては「祝日の本来の意味が失われる」として与党内でも慎重論も多い。

 景気対策というよりは、単純に選挙前のおいしい話のひとつと考える。こういうとってつけたような政策のぶち上げ方が現在の政府の信用をどんどん落としていく。
 やっぱり現在の与党は降ろすべきだ。