ネタがありすぎるから、コソコソと雑感を記してみる。

 4月に入ってブログ更新の頻度が増え、今まで以上に新聞記事、あるいは諸先生方のブログに注目する機会も多くなり、その中のニュース・意見を見て、さらに自分なりの分析、データ収集をしている。多くの方々がそのようにしていると思う。
 特に大きな注目を集めるような、人工呼吸器を外して殺人罪で送検されてしまった例や、ついに起こった奈良大淀病院での脳内出血の損害賠償訴訟の例など、詳細な経過がニュースで報じられるようなものは、多くのブログ上で取り上げられ、2chでもあっという間にことの経過が分析され、論じられる。
 最近、諸先生方のページに自分自身が足跡を残したり、あるいは非常にありがたいことに取り上げてくださるところもあったりで、アクセス数が増えてきた様子。だからこそ、というか元来の性格上、あまりいい加減なことを記したくはない。記したにしても、あまり突っ込まれないような意見を残したいし、薄っぺらなことは記したくはない。
…こう記していても、このブログってかなりいい加減にはじめたんだよなぁ、という思いも頭の中に出てくる。
 うーん、今までも適当にやってきたんで、そうしましょうか。
 自分なりの意見を残せるような出来事はエントリーをあげる。皆に見せてもいいような意見ね。で、ときどきはこんな読むに足りないエントリーを残したりもする、と。
 大学病院にいたときを振り返ってみると、医療崩壊といわれていても、そんなことを医局内で、スタッフルームで話をする機会もなかったなぁ。そんなことをする前に、仕事をこなさなくてはならなかったし、なんでこうなるのかな、と考えを巡らせていくと、余計に大学病院のシステムに腹が立ってしまうからかも知れない。仕事なんか手に付かなくなるかも。
 現在のシステム、特に大学病院など基幹病院は、医師の患者を助けたい、という善意にすがっている異常なシステムだよ。
 医師、っていうと言葉の座りが悪いから、医者にしようか。医者はね、動いちゃうんだよ。たとえ自分の勤務時間が終わって、時間外に患者が突然来ようが、書類が大量に残っていようがね。最近でこそ、時間外だからと断ることができる考えができてきたけど。大学病院は特に、事務、看護師連中がそこに全て頼ろうとするから、進んでサポートしようとせず、医者にまかせようとするから、医者が疲弊してやめていくんだよ。そういうところをマスコミも取材しなきゃダメなんだよ…あ、アツくなってしまいました。このへんで止めときましょう。
 まぁ、以前のようにまわりの環境のみに左右されるのではなく、今はWebを使ってこうして情報収集が素早くできる時代。症例報告などの文献検索に活用するだけではなく、昨今の医療情勢・政策についての情報収集するためにWebを活用することが重要というか、必要、と思う、今日この頃だ。も一回寝ようっと。