大学病院は電子カルテ化へ向けて一歩一歩進む。

 さすがに台風のために患者さんが少ない。
 昨日の大学病院。電子カルテ化も秒読み段階。各種伝票を無くす方向で動いている。伝票を無くすとはいえ、紙の書類は紹介状などまだあるわけだから、それはどうするか。無理やり電子化(スキャン)するわけだ。そのために導入されたのがコレ。

富士通 A4カラースキャナ FI-5015C

富士通 A4カラースキャナ FI-5015C

 すごいねぇ。各外来に1台ずつ。紙媒体を本格的になくしちゃうらしい。
 電子カルテはまだ全面導入ではないのだけれども、昨日の外来は、全面電子カルテ化のつもりでやってみた。
…使いづらいったらありゃしない。

  • 思った通りの漢字が出ない。
  • 日本語とアルファベットとの切り替えが思ったより面倒
  • マウスとチープなお絵描きソフトで手書きと同じような図が書けるわけないだろうバカ野郎。以前意見をきかれたときに「使いづらい」っていったじゃねえか。

…など。使い勝手については思うところがたくさんある。
 ウワサでは、海の向こうでは、電子カルテは秘書様が打ち込んでくださるとのこと。そんな環境ならば、患者さんの目を見つつ、ゆっくり話をしながら診察にあたることができるだろうな、と思う。昨日は確実に患者さんの目を見る機会が少なくなった。
 患者カルテをデータ化することにより、データを検索しやすくなる、カルテ室からわざわざカルテを引っ張り出すことなくすぐ診療にあたるコトができるなど、メリットもあるだろうが、はたして、電子カルテ導入は良いコトなのか悪いコトなのか。
 え?メーカーはどこかって?富士通ですよ、富士通。別に隠す必要もない。