そんなに無駄があるように見える?

 いつもおジャマしとります、「勤務医 開業つれづれ日記」よりネタを拝借。
 「狂っている 「診療報酬、引き下げで一致=「医療機関コスト高い」−意見書に盛り込みへ・財政審」」から。思ったこと。
 先日の時事ドットコムの記事での、

「医師の給与は依然高く、業務の合理化余地はある」

 この発言といい、今日の時事ドットコムの記事、
2007/11/05-20:30 診療報酬、引き下げで一致=「医療機関コスト高い」−意見書に盛り込みへ・財政審
 この中の、

「診療報酬は国民の負担で賄われており、効率化するのは当然だ」

 この発言といい、そんなに「合理化」「効率化」せにゃいかんほど無駄な動きをしているように見えるかねぇ。もともとヒトも足んない業種だしさ、極力効率的に動こうと毎日模索しているつもりだけどなぁ。
 そんな現場の苦労もわからずに減らせ減らせと。どこをどう見てそんなこと言ってんだろ。やる気がどんどん削がれるよなぁ。
 以下は記事。

2007/11/05-20:30 診療報酬、引き下げで一致=「医療機関コスト高い」−意見書に盛り込みへ・財政審
 財政制度等審議会財務相の諮問機関)は5日財政構造改革部会を開き、2008年度予算で医療機関に支払う診療報酬を引き下げることで一致した。厳しい財政事情の中、公務員給与や物価の下落に比べ、医療機関の人件費や物件費は高止まりしているとして、削減余地があると判断した。今月中にまとめる建議(意見書)に盛り込む。ただ、日本医師会などは強く反発しており、政府・与党の調整は難航する可能性がある。
 診療報酬は、医師の給与などに充てる本体分と薬価分に分けられ、原則として2年ごとに改定される。06年度は合計3.16%と過去最大の引き下げ幅で、08年度も下げると4回連続。1%の引き下げで国費負担は約800億円削減できる。
 同部会の富田俊基部会長代理(中央大教授)は同日の記者会見で、「診療報酬は国民の負担で賄われており、効率化するのは当然だ」と強調。本体分だけで最大3.6%の下げは可能だとの認識を示した。
 08年度予算の概算要求基準(シーリング)では、医療などの社会保障費は高齢化に伴う自然増を2200億円圧縮することが決まっている。厚生労働省政府管掌健康保険に対する国庫負担の削減と薬価引き下げで実現する方針を示していたが、財務省は診療報酬本体分も下げることで圧縮幅の拡大を目指す。