「受け入れ拒否」報道。

 連日「受け入れ拒否」報道が続く。下野新聞より。

脳梗塞の女性、18病院が受け入れ拒否 昨年3月、足利市
 足利市消防本部が昨年三月、脳梗塞(こうそく)で倒れた足利市内の九十歳代の女性を救急搬送する際、同市内外の十八の病院に受け入れを断られ、出動から一時間十二分後にやっと病院に収容したことが、二十三日の定例市長会見で明らかになった。
 同本部は「救急車到着後、女性は軽い睡眠状態で意識はあり、収容までの間、血圧や脈拍など容体に変化はなかった」としている。今回のケースは命にかかわる問題ではなかったが、救急患者の受け入れ態勢に欠陥があることが浮き彫りになった。
 同本部によると、救急出動後、担当が電話で足利市や県内のほか、群馬県桐生、太田、館林など十八の病院に連絡し、受け入れ先を探した。しかし、「専門の医師がいないので対応できない」「ベッドに空きがない」などの理由で断られたという。

脳梗塞の女性、18病院が受け入れ拒否 昨年3月、足利市で

 なんで今更昨年3月の問題を。わざわざ定例市長会見で引っ張り出して、「救急患者の受け入れ態勢に欠陥があることが浮き彫りになった」って。
 今浮き彫りになったばかりの話じゃないだろう。
 こんな報道するだけではなんの意味もない。問題提起をしたいのならば、「受け入れ拒否」の原因、それを調べて解説するのが、報道機関の使命ってもんだ。