時事ネタで一言。4言目。

中国は好きだけど嫌い。

 最近の餃子ブーム。いや、失礼、中国ブーム。
 またマスコミも煽りすぎだ。だから500人も被害を訴える人が出てくる。YOMIURI ONLINEより。

中国製ギョーザで「健康被害」、33都道府県511人に
 中国製の冷凍ギョーザなどを食べた後、保健所に具合が悪くなったと届け出た人の数は、1日の時点で33都道府県、511人に上っていることが、読売新聞の全国調査でわかった。

 被害を訴えた人たちは首都圏や近畿、東海地方に集中している。食べた商品は、天洋食品が製造し、千葉と兵庫で有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された「中華deごちそう ひとくち餃子」「CO・OP手作り餃子」の2商品が多かった。

(2008年2月1日14時48分 読売新聞)

中国製ギョーザで「健康被害」、33都道府県511人に

 具合が悪くなったと届け出た方々の病状が餃子と関係しているかどうかの真偽はさておき、私はずいぶん前に中国人は嫌いと記した。
 以前北京で泌尿器科学会があったときの話だった。もちろん、初めての海外旅行でもあり、こういう機会に多少のトラブルは付き物だ、と考えているが、思いつくだけ挙げてみる。

 北京の空港を出る際の手荷物チェック。
 当医局の他のメンツはスルーされるが、私だけなぜかチェックされる。

 学会の合間の観光旅行。
 バスで目的地に向かう途中、ガイドさんが道端で桃を買ってふるまってくれた。が、その桃を口にしたヒトは、私も含めてもれなく下痢になった。

 観光途中で寄ったなにかの研究所のようなところ。
 私は言葉巧みに¥5000位の謎の薬を買わされ、それを正直に教授に話したらおおいにバカにされ、数年間当医局の語りぐさとなった。

 万里の長城
 土産物屋で、母にビャクダンの扇子を、たしか¥14000で買った。途端に売り子の若いオネイサンが、ぴたりと私にカラダを寄せて案内してくれたのを今でも覚えている。
 その扇子の値段についても、教授におおいにバカにされ、数年間語りぐさとなったのは言うまでもない。

 ホテルの近くにあったハンコ屋さん。
 観光のあと、ガイドさんと立ち寄ると¥3000でハンコを作ってくれた。しかし、その日は混んでいたので、じゃあ、自分たちだけで行っても作ってくれるに違いない、と翌日同じ店に出向いた。
 が、店には誰もいない。そのうち、あからさまに眠そうな店員とその仲間が出てきたので、お金を渡し、ハンコの材料を選んだが、いっこうに作ってくれる様子が無い。どうやらガイドさんがいて初めて、材料費、製作費込み¥3000であったようなので、それに腹が立った私は、
「Yesterday, サンゼンエン!」
 と日本語交じりの英語で叫びつつ、店員が手にしていた、さっき渡した¥3000を奪い取った。
 一緒にいた先輩医師曰く、「ケンカになるかと思った」。

 帰国の日。北京の空港での手荷物チェック。
 なぜか再び私だけチェックを受ける。

 笑い話になるからまだいい。
 国際空港で「釣りが無い」といわれてそのまま立ち往生、なんて笑い話になりゃしないし、毒餃子なんてなおのことシャレにならない。
 私は、中国文化は好きだが、中国人のやることは嫌いだ。