大学病院で感じること。7言目。

大学病院看護師の申し送り時間中に、看護師に声をかけるのはいやなものだ。

 週に1回、大学病院で外来を担当している。
 ときどき、他科病棟からの依頼があり、中には病棟へ往診、なんて例も出てくる。
 先日、久々に病棟への往診依頼があった。
 外来にあったカルテを自ら持って病棟へ上がり、まずナースステーションに、「泌尿器科でーす」と声をかけて、カルテをおき、単身、患者さんのところへ向かい、診察。
 結果、処置が必要だったため、ナースステーションに入り、申し送り中の看護師の集まりに声をかける。だって、今現在の担当が誰だかわからんから。
 ここで大学病院と今勤めている一般病院との大きな違い。他の病院はどうか知りませんよ。あくまで経験談ね。

大学病院看護師:担当以外は返事もしない。
一般病院看護師:とりあえず誰かは対応をしてくれる。

 声をかけて1秒くらいしてから、担当の看護師がたまたまいて返事をしてくれたからいいようなものの、その1秒までのあいだ、ひさびさに大学病院看護師のあの冷たーい感じ、全員から無視されるあのいやな感じを味わった。
 大学病院で、申し送りの時間は、指示書など患者さんに関する書類一切に触れるのを避けてたくらい、何者にもジャマすることができない時間帯。
 交代勤務のためには重要な時間帯なのかもしれないが、もうちょっと優しい対応があってもイイだろう、と常々思う。