捨て置けない記事。

 探偵ファイルより。
 放っておけばいいのだろうが、気になった記事。

病院関係者を狙う、振り込め詐欺とは??/山木
おれおれ詐欺」と言われていた時から「振り込め詐欺」に名前が変わった今に至るまで、いつまで経っても無くならないどころか手を変え形を変えて進化しています。

痴漢・事故から、最近では還付金詐欺など行政を語るモノまで・・・。
この振り込め詐欺、判断力の鈍る中高年者をターゲットにしていると思われがちですが、病院関係者をターゲットにしたモノがあるとか。
今回、この詐欺に引っかかってしまったA氏に取材を受けて頂きました。

病院関係者を狙う、振り込め詐欺とは??/山木

 とある総合病院整形勤務のA氏(文脈からするとおそらく医師)へのインタビューという形をとり、病院で保険の不正請求を行なっている医師に対しての恐喝の事例が増えている、と言う記事を載せている。
 強請られた当のA氏曰く、

A氏 「それから少しして、何でバレたんだろうと思うようになって調べたんですよ。そしたら、何てことはない・・・そういう医者を狙ったおれおれ詐欺がここ数年は起きているっていうのを知りました。結構な数の医師がやられているみたいですね。名前は絶対に出せないけど、みんな知っている大病院の医者もやられているって聞きました」

 続く記事にはこう記されている。

それだけ不正請求をしている医師が多いということか。
大きな病院になるほど患者の数も医師の数も多くなるから、そういう不正をしている人も割合的には多くなる。個人で開業している所は、院長が全権を持っているから、そういう不正が出来る環境にある。

 個人経営ならば、トップが不正請求をしようと思えばできないこともないだろう。ただ、危ない橋であることには違いないし、バレたら保険医取り消し、おまんまの食い上げだ。
 この記事の場合、総合病院整形勤務(明記はしていないが)医師が被害に遭ったという内容。
 総合病院ならば、医事担当がいて、保険請求に関しては目を光らせているだろうし、なにより、院長なり事務長なりがグルにでもなっていない限り、そんな不正請求などさせるわけが無い。
 ただでさえ、国の方針として、医療費削減が大命題となっているのだから、保険に関しては、「これもだめなの?」と叫びたくなるような厳しいチェックが各所で為されている。
 そんな現状を知ってか知らずか、大病院ほど不正請求が多い、と根拠もなく記しているこの記事。
 ニュースサイトではないので、このサイトの信頼性自体はもともとアヤシイものだが、この記事をそのまま鵜呑みにする読者が出てくるのではないかと、余計な心配をしてしまう、そんな記事である。