医療ジャーナリストとコメンテーター。

 最近、ジーンズが小さくなったのか、私が37歳にもかかわらず成長したのか、きつい。ジーンズが、ってどうでもいい話だが。
 hirakata先生の「がんになっても、あわてない」の今日のエントリー、「久々の『週刊文春』許せない記事」。週刊文春での富家孝氏の記事について触れている。
 週刊文春で医療記事というと、富家氏とともに中原英臣氏の名前が挙がるだろう。
 ここで便利なWikipedia富家孝氏について。

富家孝 (ふけたかし1947年3月 31日-)は医師、ジャーナリストである。
大阪府北河内郡(現鶴見区)出身、東京慈恵会医科大学卒業
医師として地域住民の健康管理に従事すると同時に医療ジャーナリストとして様々な著作を発表しており、マスコミへの出演も多い。 2005年衆院選に大阪13区より立候補[1]。 2008年2月10日テレビ朝日、「スーパーモーニング」 出演。

 もっと詳しいプロフィールは、面倒なので公式ページをご参照を。
 もうひとり、中原英臣氏。

中原英臣(なかはら ひでおみ、1945年- )は、東京都出身の医学博士。
麻布高校を経て
1970年 東京慈恵会医科大学卒業(医学博士)。
1977年〜1979年 ワシントン大学(バイオ研究)
山梨医科大学助教授を経て、現在は、山野美容芸術短大保健学科教授。テレビ番組でのコメンテーターも勤める。

 公式ページはないが、一応の経歴は、講演依頼.comでのプロフィールに書いてある。
 さて、そんな彼らが週刊文春でどの程度記事を書いているか。ここの検索ページから、それぞれの名前と「週刊文春」でざっと検索してみた。以下はそのリストとそれぞれ掲載された号の見出しページ。
 富家孝氏。

 お次は中原英臣氏。

 いずれも幅広い内容について記しているようだが、実際の内容については、本文を読んでいるわけではないので、なんとも言いようがない。
 彼らは彼らで、それなりに調べてメディアに書くなり、出演するなりしているのだろうが、少なくとも専門家ではない。
追記)いずれのプロフィールを見ても、臨床経験には乏しい様子。あえて専門を記すとすれば、富家氏はスポーツドクター、中原氏は遺伝子研究、であろうか。
(2008年2月22日 5:53追記
 そんな彼らの意見なんぞ、専門家である我々が気にしなければいいだろう…とできればいいのだが、こういったメディアに患者さん方が動かされるのもまた事実。
 みのもんたなんてのは、そのへんの医者よりエライからね。「○○がいいって、テレビでみのさんが言ってた」って。
 医療のニュースを扱うにあたっては、各分野の専門家に聞くより、彼らはメディアにとっては便利な存在なのかもしれないが、彼らが世論を引っかき回しているのは確かだ。