勝手にリンクしてみる。

 自民党膏薬公約。PDFがこちらで、Word形式がこちら。で、「菅直人が悪い」って言っているビラがココ(ダウンロードしてから見てください)。
 んーと、公約自体が155も項目があって、それ自体が目くらましじゃねぇかと思うのだが、公約だとしょうがないのかな、具体性に欠けている話が多い。なかでも57番目の医師不足対策。めんどくさいからこれだけ触れてみる。
 実行する以前に、誰がそんなことやるの?やるだけの人員を割けるの?といった話ばかり。唯一、できるならやってみやがれって項目が、

  • 病院に勤務する医師の過重労働を解消するための勤務環境の整備を進める。

 これ。これも突き詰めると人が必要になってくる。
 今の状況は、いままで医療サイドの善意に寄り掛かってきたツケが一気に来たってところだろうね。労働基準法を無視した労働時間。大病院になるほど増える医療行為以外の雑務。そしてそれを医師に押し付ける事務・看護サイド。環境整備を進めるのならば、ここまで踏み込まないと実現はできないでしょ。でも一番必要なことだね、勤務環境の整備。これが本当にできるのならば、医師も戻ってくる。
 以下は自民党選挙公約の57番目、「医師不足問題への早急な対応・地域医療の再構築」。

<日本型社会保障制度を構築するために>
57、医師不足問題への早急な対応・地域医療の再構築
 全国各地の医師不足の声を真剣に受け止め、「地域の医療が改善されたと実感できる」実効性のある緊急医師確保対策を講じる。

  • 緊急臨時的に医師を派遣する国レベルのシステムを構築し、先に医師不足地域に対して第一陣を派遣したところであるが、今後とも地域からの要請を受け、積極的にこの緊急医師団を派遣していく。
  • 医師が不足している地域や診療科で勤務する医師の養成増を行う。また、臨床医を養成する医育機関のあり方についても検討する。
  • 研修医が都市に集中することを是正するため臨床研修病院の定員の見直しを図る。
  • 病院に勤務する医師の過重労働を解消するための勤務環境の整備を進める。
  • 女性の医師などが働きやすい職場環境の整備を促進する。
  • 患者にとって安全・安心な医療の確保や不幸な事故の再発防止に資するために、医療事故の原因調査などの仕組みを創設する。