バーガーキングとやらせ。

 最近医療から遠ざかりつつある当ブログ。ちょっと疲れ気味のせいだが、どーしても気になったことは、どーでもいいニュースだったとしても取り上げてしまおう。で、これがそのどーでもいいニュースの1つ。YOMIURI ONLINEより。
バーガーキング再上陸 ハンバーガーのテリヤキ戦争へ
 今どきハンバーガーでならぶヤツもないもんだと思っていたら、バーガーキングのこの行列、2chではやらせという意見がチラホラ見られる。
 新宿のクリスピーなんとかドーナツも、平日でさえ1時間以上ならんで当たり前、差し入れに持ってきてくれる人は必ず感謝される、なんてことをTBSラジオでもやっていた。スターバックスがやっとクルマで行ける範囲にできてきた地方に住んでいる身としては、「ハー、うんまそうなドーナツが東京にはあんだな」と思ったり、ゴールデンウィークには4時間並んだなんてニュースを聞いて、「バカじゃねぇの」と思うしかないのよ。
 バーガーキングのニュースもそれほど興味はわかなかった。読売新聞のこの写真を見るまでは。
 あれ?この人、ネット上では有名な、TBSのやらせインタビューのあの人じゃなかったか?
 写真を比べてみるとその疑いが非常に濃い。着ているTシャツも、
(゚∀゚)
だし。この写真1つで記事の内容自体もあやしく見えてくる。
 もうオレも37才だから、大人の事情が垣間見えてガックリとか言いたかないけど、こういう流行りものってまずやらせありきなんだなぁ、ってつくづく思う。この人が「テレビ・新聞にちょっと出ること」を趣味にしている、3度のメシよりマスコミへの露出が楽しみだ、テレビにでないと死んじゃう、ということでもない限りは、この写真が掲載された経緯を、大人の事情として解釈するしかない。だから、

 東京・西新宿の1号店で8日午前に行われたオープンセレモニーには、米バーガーキングのジョン・チジーCEO(最高経営責任者)が駆けつけ、「日本は我々にとって非常に重要な市場だ」と、開店を待ちわびた若者ら約700人に呼びかけた。

 700人並んだそうだが、オレの中では、バーガーキングの人気とこの記事は、ウソかホントかで言えばウソに分類される。
 世のブームの大半がこんなもんなんだろう。こういうやらせがなければ、世の中成り立っていかないのは何となくわかるが、気持ち悪さがどーしても残る。イヤな世の中だ。
 以下は記事。

バーガーキング再上陸 ハンバーガーのテリヤキ戦争へ
迎撃態勢のマック、モス
 世界第2位のハンバーガーチェーン、バーガーキングが8日、6年ぶりに日本に再上陸した。日本限定の特大てりやきバーガー「テリヤキワッパー」(税込み390円)を武器に、100店舗の出店をめざす。
 迎え撃つ最大手の日本マクドナルドも同日、大型バーガー「メガてりやき」(330円)を新発売した。国内2位のモスバーガーも、4月に「テリヤキバーガー」(300円)を一新した。日本人が好む「てりやき」を武器にしたハンバーガー戦争が過熱しそうだ。(山下福太郎)
 ◆目標100店
 東京・西新宿の1号店で8日午前に行われたオープンセレモニーには、米バーガーキングのジョン・チジーCEO(最高経営責任者)が駆けつけ、「日本は我々にとって非常に重要な市場だ」と、開店を待ちわびた若者ら約700人に呼びかけた。
 バーガーキングは1993年、西武鉄道日本たばこ産業(JT)と組んで日本に進出した。しかし、マクドナルドの「平日65円バーガー」などによる低価格攻勢に敗れ、2001年に撤退に追い込まれていた。
 今回は、大手菓子メーカー、ロッテと企業支援会社「リヴァンプ」が共同出資した日本法人が、米本社とフランチャイズ契約を結んで出店する。10年3月までに関東を中心に50店を出し、早期に100店までの拡大を目指す。
 ◆局地戦
 日本法人の社長を務める笠真一氏は、日本マクドナルドの上級執行役員日本ウェンディーズ社長を務め、業界を知り尽くしている。看板商品となる直径約13センチの「ワッパー」(税込み370円、テリヤキは20円高)は、じか火焼き調理で余分な脂分を落とすなど、メタボリック対策にも配慮したという。
 笠社長は「4000店近いマクドナルドと真っ向から勝負する気はないが、局地戦で地域一番店を目指す。10年前と時代は大きく変わっている」と意気込む。
 ◆路線変更 これに対して日本マクドナルドは、「メガてりやき」など、ワッパーと同じ300円以上の大型、高級バーガーを積極的に投入している。1人の客が店で使う額(客単価)を引き上げて収益力アップを狙う戦術で、06年の全店売上高は4415億円と5年ぶりに過去最高を更新した。
 73年に「てりやき」を初めて発売したモスバーガーは、今年4月に主力商品の「テリヤキバーガー」を一新した。「1000円バーガー」の高級路線を改め、初めてクーポン券を発行して実質値引きに踏み切った。マクドナルドとは逆に、客単価を下げて来店者数の増加を狙う。
 店の多くを駅前に持つファーストキッチンは、新規出店の9割をショッピングセンター内で展開し、主婦やファミリー層の取り込みを図る。
 ◆市場規模
 民間調査会社の富士経済によると、国内ハンバーガーチェーンの総売上高は04年から拡大に転じ、05年には6006億円、10年には6200億円に達する見通しだ。
 ただ、高カロリーのハンバーガーは肥満を招きやすいとされ、「さらなる市場拡大は見込みにくい」との声がある。
 各チェーンが「てりやき」で競うのは、和風で日本人が親しみやすいためで、「てりやき戦争」は今後、日本人好みのバーガー開発競争に移っていくとみられる。
(2007年6月9日 読売新聞)