情報は伝わっていると思うのだが(追記あり)。

 今回の当直(と言う名の夜勤)、救急隊からの問い合わせが数件あった。
 昨日からの当直(と言う名の夜勤)は泌尿器科医が担当しているということと、なにより当院は救急指定病院ではない、ということは救急隊にはすでに伝わっているはず。
 かかりつけでもない初診の患者を送ろうとして連絡するその考えがよくわからん。
 例えば、もし受けたとしても、こりゃ検査が必要だとなれば、すぐに転送の必要が出てくる。疾患の内容によっては1分1秒を争うものもある。
 万が一そんな疾患であったら、当院を受診するメリットはどこにある。
 そんな時間を浪費してしまう事自体がデメリットでしかない。
 以前、連絡の対応をした看護師に救急隊が、

「そんなことは診てみなければわからない」

ぬかした言ったことがあった。
 医療のおかれている現状、個々の病院の特性を理解しておらず、ただただ患者を医療機関に押し付けたいがために出てしまった一言だろう。
 余裕をもった対応さえもできない現状。それは医療・福祉・介護関係者全てに起こっている。
 「予定されている道路は全て造る」なんて言っている場合ではないよ、ホントに。
追記)外来師長に確認したら、救急隊に伝わっているのは、せいぜい救急指定病院ではない、ということぐらいらしい。
 昨日の担当が泌尿器科であると伝えられようが伝わるまいが、もうどうでもいいや。
(2008年3月18日 13:24追記