毎日新聞社社員の作文能力。

 「伊関友伸のブログ」に紹介されている、医療に関する記事、「筑後評論:病院 /福岡」。ソースは毎日新聞、「筑後評論:病院 /福岡」。
 眠いからもうあまり突っ込みません。なにより文が稚拙。これで支局長がつとまるところがすごい。言いたいテーマがなにかあって、それに沿って文を構成しているかと思いきや、ただ気になったことを羅列しただけ。毎日新聞おそるべし。
 以下は記事。

筑後評論:病院 /福岡
 特に大病やけがもなく44年間過ごしてきたのですが、昨年12月に「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」と診断され、5カ月にわたる通院生活を初めて経験しました。多くの場合は腰痛を伴うのですが、私のは左腕につながる神経が圧迫されて痛みを伴う頸椎(けいつい)症で手術が面倒で、注射などでだましだまし経過を診る保存療法を強いられました。痛みから早く解放されたいあまり、久留米市の大きな病院など5カ所を訪ねましたが、半面、長い治療生活で初めて気付いた点もありました。病院で気になったことをいくつか報告します。
 採血検査は広いスペースで 初診時に付き物の検査ですが、ある病院では、10人近くが横一列にギッシリ並んで検査を受けていました。注射もそうですが、隣との間隔が狭いと、よろけて自分にぶつかって来やしないかとヒヤヒヤします。針を扱う作業だけに、周囲との間隔は十分に取るべきです。私は針を刺される際は必ず隅に座るか、横に衣服を置いて隣に人が来ないようにしていました。
 患者に症状を聞く際は小声で 周囲が見知らぬ患者ばかりだとはいえ、待合室で看護師から大声で病状を尋ねられるのは気持ちのいいものではありません。こちらが小声で話しているのに、中には大声で反復する看護師もおり、「何で周囲に自分の症状を伝えるようなことをするのか」と思うことがありました。病状も個人情報ですから、他人に聞かれない配慮が必要です。
 診察には明快な説明を 「レントゲンを撮りましょう」の一言でも「どこを、何のために調べるのか」を医師は明確に説明すべきです。私は職業柄、いろいろ尋ねるタイプですが、それでもMRIとは別に同じようなレントゲンを三つの病院でそれぞれ撮られ、その度に高い診断料を徴収されました。また、ある病院では「しばらく様子を診ましょう」と鍼灸(しんきゅう)や電気治療、けん引をされましたが、別の病院では「神経の病気だから意味がない」と言われ、「あの治療は何だったのか」とくだんの病院に強い不信感を抱きました。
 駐車場は無料に 大病院は広大な敷地を確保するため郊外に立地することが多く、駐車場利用者は患者か見舞客に大体限定されます。全くの別件で駐車する可能性は極めて低く、患者からも徴収するのは「二重取り」のような感じがします。<久留米支局長・荒木俊雄>
筑後版〕
毎日新聞 2007年5月21日